簿記・経理におすすめ電卓3選!税理士が電卓の選び方徹底解説

使いやすくて安いおすすめの電卓を知りたいけどいっぱいあってわからない

簿記を勉強しようと思っているんだけど、どの電卓が良いのかわからない

このように電卓の選び方で悩まれる方も多いのではないでしょうか

電卓は安いのから高いのまで非常に種類があるのでどれを選んで良いのか苦労します。
高いものが使いやすいとは限らないです。

本記事では厳選したおすすめの電卓をランキング形式で紹介します。

口コミをみると安い電卓でも使いやすいと評判の多いものも多いです。
本記事を読んでいただければ自分に合う電卓が見つかるでしょう。

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自分に合うおすすめの電卓のポイント

  • 何に使用するのかをはっきりする
  • 値段よりも使いやすさで選ぶ
  • メーカーで選ぶ
  • サイズの大きさで選ぶ
  • 必要な機能があるか確認する

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目次

簿記試験のための電卓の選び方① 電卓の種類とデザイン

簿記を受験するための電卓の選び方で気をつけることはサイズ感とデザインが重要になります。

自分が使いやすそうかをしっかりイメージしながら選ぶようにしましょう。

電卓の種類|簿記をやるなら普通電卓を選ぶべき

電卓には大きく分けて「実務電卓」や「普通電卓」、「関数電卓」に区分されます。

普通電卓は、一般家庭などで使われるもので日常のシーンでよく使われているもので、特別な機能を持たない電卓になります。桁数についても少ないものもあります。
簿記3級だけであれば普通電卓でも大丈夫ですが、その後も使用していくことを考えたら実務電卓をおすすめします。

実務電卓は、簿記や経理の仕事に必要な機能がある電卓になります。
計算のときに多く利用する「+」のキーが大きくなっていたり、足し算などの計算した合計を表示する「GT」キーがあったり、税率のキーがあったりします。
また、早く打っても正確にキーを認識してくれるのも実務電卓になります。

関数電卓は計算式が入力できるなどの機能を有した特別なでんたくになります。
簿記や経理ではほとんど使うことはありませんので、実務電卓を選んでおけば間違いありません。

サイズを大事にする|大きすぎず小さすぎないのがおすすめ

簿記において使いやすい電卓を選ぶ上で重要なのもののひとつに大きさがあります。

一番のおすすめサイズは縦18cm、横11cm程度のものを選びましょう。

インターネットの画像だと大きさがわかりにくいのでしっかりとサイズを確認する必要があります。

簿記の試験では早く正確に電卓を打つ必要があるため、小さすぎるのは早く打つのに苦労しますし間違う要因になるので、できる限り避けましょう。
お洒落なものは小さかったりするので、お洒落さは少し我慢しましょう!

大きすぎる電卓は打ちやすさはありますが、試験会場などによっては限られたスペースで問題を解答と計算用紙と電卓を机の上に置くことになります。
机が小さい場合に電卓が大きすぎると問題を解くうえで非常に邪魔になることもありますので、大きすぎるのはおすすめはしません。

電卓の裏に滑り止めがあるものを選ぶ

簿記や実務経理では正確さはもちろん大事ですが、電卓を打つスピードも求められてきます。
机の上で素早く入力しているときに電卓がずれてしまったら間違える要因にもなるしスピードも遅くなります。

それを解決してくれるのが、電卓の裏側に滑り止めがついているものを選ぶことです。
滑り止めは電卓をよく使う人にとっては非常に大切な機能になります。

入力スピードを重視する場合はキー入力の重さも重めのものを選ぶといいです。
早く打とうとするとどうしても力が入ってしまいます。
キーが重い方がミスにつながりにくくなりますよ。

電卓画面に表示される桁は12桁のものを選ぶ

簿記3級では10桁でも良いのですが、簿記2級以上や実務では桁数が大きい数字も扱うことが多いので、12桁の電卓を選ぶようにしましょう。

桁数が少ないと簿記の試験だけでなく実務でも計算できない等の業務に支障が出てしまう事もあります。
そのため、最低でも10桁のものを選ぶようにしてください。

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簿記試験のための電卓の選び方② 電卓の機能

簿記に使う電卓の選び方にはもう一つポイントは必要な機能があることです。

簿記や経理では電卓に備わった機能を使うことでより早いスピードで処理することが可能となります。

例えば、税率機能や時間計算などです。
時間計算は簿記では使うことは無いですが実務ではこの機能を使えると便利な場面もあります。
簿記だけの人は時間計算は無くてもよいですよ。

税率機能とは税込価格をキーを押すだけで表示してくれる機能になります。
最近の電卓は軽減税率に対応した電卓もありますのでそちらもおすすめです。

その他にもいろいろな機能がありますので必要なものを紹介します。

素早い入力をするためにはキーロールオーバー機能が便利

キーロールオーバー機能とは、あるキーを入力して、その指を話す前に次のキーを押しても電卓でしっかりと入力を受け付けてくれる機能になります。

簿記や経理では速いスピードで入力することも多いので、早打ちする人にはあると便利な機能なのでしっかり確認しましょう!

機種によって1キーロールオーバーだけでなく2~3キーロールオーバー機能があるものもありますので購入前に確認しておきましょう。

グランドトータル機能

グランドトータル機能とは複数の計算結果を記憶して、合計値を算出する機能のことです。

合計金額を算出するときに便利な機能になります。

1つずつ計算したらメモをして、その結果を後からまた足すよりも圧倒的に早いので、効率がよくなります。

ただし、グランドトータル機能は使わない人は全く使わないのでこれは好みによるところです。

ちなみに筆者はほとんど使いません。

計算によく使うメモリ機能はしっかりと確認すること

グランドトータル機能よりも必要だと感じるものは、メモリ機能になります。

メモリ機能とは、特定の数字や結果を一時的に保存しておく機能です。「M-」・「M+」・「MR」・「MC」など簿記計算や実務でも非常によく使う機能になります。

個人的にはMRキーとMCキーが単独である電卓がおすすめです。

中にはMRCキーとなっており、MRとMCが一緒になってしまっているのもありますが、できれば独立しているものを選ぶと良いでしょう。

キーを押したときの音や感覚が自分に合うものを選ぶ

電卓のキーを押したときの音が気になる人もいます。
あんまりキーを押したときの音が大きくないほうがいい場合には、サイレント機能があるものを選びましょう。
サイレント機能とは、キーを押したときに発生する音を押さえる機能になります。
電卓を早打ちすると結構な音がでますので、試験会場で音が気になったり、実務でも仕事場で大きな音を出したくないというときにおすすめの機能になります。

音が気にならない、むしろ音を出したい人はこの機能は気にしなくても問題ありません。

税率表示や日数計算機能もあると便利(無くてもOK)

簿記の勉強をする上で、税率表示機能や日数計算機能もあると便利です。

軽減税率が導入され税率計算する際に10%と8%の2種類が混ざった計算をする機会も増えてきています。
そのため10%と軽減税率の8%で使い分けられる機能があるとより良いでしょう。
これらの機能があると、個別に計算する必要がないので効率は良くなります。

使わない人は使わない機能なので必要と感じたらあるのを選ぶと良いでしょう。

日数表示機能は一定期間の日数を計算してくれる機能になります。

この機能もあまり使うことはありませんが、利息の日割り計算をするときに自分で計算して、一応、電卓でも計算して検算するというときに活用できる機能になります。
この機能を完全に使いこなせていれば、電卓だけで簡単に日割りの日数を計算できるので便利です。

見えにくさを解消!チルトディスプレイ機能はお好みでどうぞ

チルトディスプレイ機能は電卓のディスプレイ部分を見やすい角度に調整できる機能になります。
日光や蛍光灯など明かりが反射してディスプレイが見えにくくなるのを防止してくれるので、あったら便利な機能になります。

見えにくいのはストレスになりますので作業効率は上がるでしょう。

ただし、これについては気にしない人もいるので、必ずこの機能が無いとダメということはありません。

他の機能があって、たまたまこの機能が付いていたというくらいの感じで良いでしょう。

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オススメ電卓ランキング

人気の簿記・経理用おすすめ電卓をランキング形式で紹介していきます。

ランキングはつけていますが、好みによっては順位が変わるものなので、この順位に関わらず好みで選んでください。

この中から選んでもらえば失敗は無いのでそこは安心してください。

簿記をうけるなら試験対応電卓かを確認

日商簿記の試験会場には持ち込める電卓に決まりがあります。
普通電卓や実務電卓なら基本的にはOKです。

関数計算や特殊計算用の関数電卓は持ち込みできないので注意しましょう

また、電子手帳タイプのものや文字表示が出来るものもなども禁止となっているので、受験する人は試験に対応したものを選ぶようにしてください

会社によってボタンの配置が違うので注意

電卓の大手メーカーはカシオ、シャープ、キャノンがメインになります。メーカーによってキー配列が異なっているので、この特徴を把握してメーカーから選んでいくという方法もあります。

例えば、カシオの電卓では2度押すことでクリア機能が働くC・CEボタンがありません。カシオの特徴はパソコンのテンキーに近い配列になっているのでパソコンになれている人にはおすすめできます。

カシオの電卓はクリアキーと数字キーが近いため、打ち間違えて全部クリアしてしまうこともありますのでここは好みがわかれるところになります。

ただし、カシオの電卓はACキーがありことでメモリの内容を残してクリアできます。

シャープはクリアキーが数字キーから離れているので間違ってクリアキーを押してしまう可能性は減ります。

メモリ機能の使い勝手かクリアキーの使い勝手で選ぶという方法もあります。

【第1位】カシオ プロ用実務電卓 ND-26S(12桁)

多機能なプロ向け電卓になります。
迷ったらこの電卓にしておけば間違いありません。

日本電卓技能検定協会が推奨している電卓です。
最大12桁まで表示でき、日数計算、時間計算にも対応しています。
早打ち機能、サイレントタッチ機能もあるのでキーを打ったときの音も気にならないでしょう。

全てを兼ね備えた電卓になります。

カシオだったらこの電卓が一番お薦めです。

カシオ『JS-20WK 』は、簿記検定受験者、また経理担当者にも人気の電卓です

この電卓の打鍵感は他の電卓と全く違い、かなり正確に打鍵できます。

アマゾンの評価も非常に高いのも納得な1台です。

項目特徴
タイプ実務電卓
重さ210g
値段7,931円(amazon価格)
サイズ174.5×107×24.2mm
機能税計算・検算・2キーロールオーバー・メモリ・GT

口コミ

  • この電卓から他の電卓にしたけどこれが使いやすくて、買いなおした。
  • 反応の良さや指が滑らなくて押しやすく音も静か
  • ずっしりくる安定感がある。
  • 使用から何年もたっているけど何の問題もなく使えている
  • 文句の言いようがないほど使いやすい。ボタン配置も手にフィットして購入してよかった。

中にはイマイチと感じた人もいるようです。

  • 電卓のキーが若干小さくてストロークが浅いのでタッチミスが多かったからシャープに戻した
  • 検算機能がついていて税理士試験では使えなかった
  • 滑り止めが均等では無かったのでカタカタしてダメだった。

このような口コミもありますが、検算機能については税理士試験でも問題ありません。

国税庁ホームページに「計算過程を遡って確認できる機能」とは、例えば、本人が入力した計算式や計算過程を記憶し、遡って画面上で計算式や計算過程を確認できる機能をいい、計算結果(答)のみを確認する機能(アンサーチェック(検算)機能(1回前の計算結果と答えを自動的に照合できる機能))はこれに該当しません

としっかり記載されています。

【第2位】 シャープ 実務電卓 ナイスサイズタイプ EL-N942X

この電卓はキーを底まで押さなくても軽めのタッチで正確に入力ができます。

サイレント機能もあり打鍵音が静かで、早打ち機能により1秒間に20回の入力が可能となっています。

そして何より値段がお手頃!

シャープの特徴であるクリアーキーが右上にあるので誤ってクリアしてしまうリスクが低いのが特徴です。

項目特徴
タイプ実務電卓
重さ202g
値段3,609円(amazon価格)
サイズ181×112×35mm
機能税計算・2キーロールオーバー・メモリ・GT

シャープEL-N942-Xの最大の特徴はやはり入力の速さでしょう。
早打ち機能により1秒間に20回の入力が可能となっているのがすごいです。
まず、そんなに早く打つことはないですが。

軽いタッチで入力できるのが特徴とはなっていますが、中にはキーが重いと感じる人もいるようですが、全体的に価格の割に機能はすべてそろったおすすめの1台です。

カシオのクリアキーが誤ってクリアしてしまうのが嫌だと思う方はこの電卓を選ぶことをおすすめします。

液晶画面も大型で見やすいですし、画面には傾斜があるため、ディスプレイの見やすさも問題無しです。

口コミ

  • 左手打ちなので数字が左下にまとまっているのが安心できるしMRキーとMCキーが独立してて文句なし
  • チルトタイプ液晶で無くても工夫がされているようで問題にならなかった
  • 多少重めだけどこれくらいのほうが安定感があってよかった
  • ボタンの跳ね返りが絶妙で音も静かで満足
  • キー配列が良くてこの電卓にしたけど不満は一切ない

このように一番おすすめしているのはキー配列が自分に合っているという人が多いです。

クリアキーの配置がカシオを選ぶかシャープを選ぶかの決定打になるでしょう。

中にはイマイチと感じた人もいるようです。

  • 女性が使うにはキーが重くて液晶にチルト機能が無い
  • しっかり押さないと反応しない
  • 早く打つと反応しないときがある

キーが重いという意見が多いですね。
これについてはしっかり底まで押すときは重さを感じるようですが、この電卓は底まで押さなくても認識してくれます。
底まで押さないと押したかどうかわからなくて嫌だという人にはキーが重く感じてしまうでしょう。

メリットがデメリットになってしまってるパターンですね。

これは少し使って慣れたら気にならないですが、どうしても気になるという人は避けた方が良いかもしれません。

【第3位】シャープ 電卓50周年記念モデル EL-VN82AX(12桁)

第3位はシャープのナイスサイズタイプ電卓 電卓50周年記念モデルです。

この電卓の特徴は、何といってもスタイリッシュでお洒落な見た目でしょう。

カラーも4種類から選ぶことができます。

デザイン重視といっても滑り止めやチルト機能早打ち機能、キーロールオーバーなどしっかりと機能面もしているのでお洒落な電卓で気分を上げたい人におすすめです。

項目特徴
タイプ事務電卓
重さ168g
値段2,369円(amazonにて)
サイズ180×109×14mm
機能税計算・2キーロールオーバー・メモリ・GT

一番はやはりお洒落なデザインでしょう!まず目を奪われますね。シャープの50周年の記念にデザイン投票で選ばれたデザインを商品化して、高級感のある仕上げにこだわったアルミパネルを採用しています。

機能面もすべて兼ね備えていて、値段も安いのでコスパの良い1台になっています。

口コミ

  • 12桁あって見た目もよくタッチ感も良い
  • デザインと他の電卓にはないカラーが気に入っているし機能面も問題無し
  • 安価で十分な機能があって検算もできるし見た目も気に入っている
  • 高価な電卓と比較しても数字も大きく使いやすいし普通の事務職ならこれで満足

やはりデザインと価格に満足している方が多いです。

電卓って堅いイメージがあるから、カラーが選べるのはそれだけでおすすめできます。

イマイチな意見を見てみましょう。

  • 日数計算や時間計算が無い
  • キータッチ感が少し遅く感じる
  • キーの文字が消えやすい
  • キータッチの感覚があまりよくない

キーのタッチ感が良くないというのと日数計算などの機能が無いという口コミになります。
打鍵音がするという声もあるところが上位2機種とは異なるところでしょう。

ただし、値段も安いのでこの辺はわりきるひつようはあるかもしれません。

おすすめの電卓まとめ

・個人的にダントツにおすすめなのが「カシオ ND-26S 」ちょっと高いけど価値あり
・試験で使える電卓かかくにんすること
・試験ではスピードも必要とされるので電卓の大きさは小さすぎないものにする
・打鍵音が静かなのが良ければサイレント機能があるものを選ぶ
・早打ち機能がついているものを選ぶ

本記事は主に簿記の試験対策(2級も考慮)して電卓の選び方とおすすめの電卓を紹介しました。

おすすめ10選とか紹介しているサイトも参考になりますが、個人的には多すぎて結局どの電卓を選んで良いかわからないという経験があったので、少ないですが3機種だけの紹介になりました。

上位2つを選んでもらえば基本的には問題ありません。

ただし、カシオからシャープ、シャープからカシオなど他メーカーにするときはキー配列が異なるので、そこだけ注意しましょう。

一度購入したら何年も使い続けるものになりますので、しっかりとした電卓を選んでもらえたらと思います。

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