《ランキング》公認会計士試験の予備校・専門学校の評判・料金・特徴

公認会計士試験を目指そうと思ったときに独学が可能か学校を利用する必要があるかを最初に考えると思いますが、結論として学校利用は必須と考えてください。

独学では合格できないとは言いませんが、相当強い意志を持っている必要があるとともに、ある程度の知識がある必要があります。

公認会計士の試験は出題範囲が非常に広範囲にわたり、さらに、暗記だけできれば良いというものではなく応用力が必要になるため、全くの初心者での独学は厳しいと言わざるを得ないでしょう。

簿記などの会計知識は簿記1級程度はあるとか、経済学や会社法、民法などの知識があるなどの場合であれば、基礎知識があるため独学でも可能な人もいるかもしれません。

独学が厳しい理由のもうひとつは、短答式の合格率は属人ベース※で20%程度となっています。
※属人ベース合格率とは、同一年度の第 I 回短答式試験及び第 II 回短答式試験のいずれにも願書を提出した受験者を名寄せして集計した場合の合格率。

ほとんどの人が毎日朝から晩まで学校を利用して勉強している人たちです。その猛者が集まっての合格率が20%程度というのは、数字以上に難しい試験となります。

そのため、本気で合格を目指すのであれば学校を利用するのは必須と思った方が良いでしょう。

そこで、公認会計士の講座を受講するのにおすすめの学校を紹介します。

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目次

各予備校比較一覧(料金、合格者数)

各予備校の公認会計士講座の料金は、次のとおりです。

LEC228,000円~
クレアール割引後421,200円~
CPA622,000円~
大原760,000円~
TAC750,000円~

*初学者向けの主なWeb通信講座の価格を掲載しております。
*LECは短答合格コースの価格。論文コースはプラス5万円。

合格者数

各予備校の直近の公認会計士試験合格者数は、次のとおりです。

2019年2020年2021年
CPA357名359名510名
大原470名399名397名
TAC360名401名289名
LEC数十名
* 名前あり14名
数十名
*名前あり15名
数十名
*名前あり13名
クレアール数十名
*名前あり11名
数十名
*名前あり11名
数十名
*名前あり10名

正確な情報は各予備校の資料を参照してください。

料金と合格者数を一覧にして比較しました、合格者数をみると圧倒的にCPA,大原、TACの三校に集中していることがわかります。ただし、LECやクレアールがダメということではなく合格者はもちろんいますし、受講者数の母数がそもそも異なるので合格者数のみでどこが良いとは言い切れませんが、安心感という点でいえば合格者数が多いということは母数も多いため、テキストやフォローなどがあらゆる人に対して違和感がないものになっていると想定することができます。

そのため、どの予備校でも予備校を信じてひたすらに勉強することで合格することは可能です。

料金面についても合格者数に応じて料金も高い傾向にあります。料金が高いのは、テキストにお金をかけていたり、有名な講師がいたり、フォロー制度が充実しているなど万人受けしやすいというのが理由となっているでしょう。

ここで注目したいのがCPAの合格者数が伸びているという点です。

CPAの料金はちょうど中間になりますが、CPAの良いところはデジタル対応がすごく進んでいるところです。 CPAはすべての教材、すべての授業がwebで見ることができ、また授業の音声データもすべての授業について用意されています。

そのため通信であっても、勉強するのに問題が生じないようになっています。詳細は予備校紹介で説明します。

資金的に厳しい人はLECかクレアールになるでしょう。両予備校であっても毎年合格者は出ていますので、本人次第で十分合格の可能性はありますので、LECかクレアールを選択するのも良いかもしれません。

おすすめの予備校ランキング

1位 CPA会計学院

CPA公認会計士講座

CPAは公認会計士の対策に特化した予備校となっており、自慢の講師陣と講座カリキュラムを武器に非常に高い合格実績を誇っています。

合格者数(2021年度)を見ると、510名となっており、指導力の高さをうかがわせる数字といえるでしょう。

サポート体制も充実していることから、学習教材・支援体制・実績とあらゆる側面で弱点の見当たらない盤石の態勢を敷いている講座であると言えるでしょう。

CPA会計学院のメリット・デメリット

① メリット
・合格率35%。
・2021年合格者数No.1。
・公認会計士試験に特化した予備校。
・有名な講師がいる。
・個別のフォローが非常に手厚い。
・いつでも講師に直接質問ができる。
・教材を個別に購入することができる。

②デメリット
・通学口座を利用する場合に校舎数がTAC,大原より多くない

CPAの公認会計士講座の特徴

CPAは合格者数510名、合格率35.0%(ともに2021年度実績)と他の予備校を圧倒する実績を残しています。

そのため、合格実績の高さを重視して講座選びをするのであれば、CPAが一番おすすめ

ただし、規模自体はTACや大原といった大手予備校にはかなわないため、講師陣の厚さや信頼度という面では大手予備校のほうが有利な面がありますので、より安心を求めるというかたは大手予備校の方が無難かもしれません。

ただし、近年は通信コースの場合の講師への質問方法としては、電話、メール、skype、Twitter、対面が用意されています。

色々な質問方法が用意されているので質問内容ごとに方法を使い分けることが可能となります。

また、有名講師陣がTwitterのDM質問に対しても素早く返信をしてくれるため、通信コースのデメリットや不安感は取り除かれます。むしろ通学時間が節約できて効率よく学習することが可能となります。

これだけの学習体制が整っているので、合格率が高くなるのも納得できます。

合格者の声

自分の好きなタイミングで、いつでも質問をすることができる環境があったことです。
会計士試験は様々な論点の理解の積み重ねが必要になるので、適宜質問をすることで、自信を持って次の内容へ進むことができました。また、いつでもお話しをすることができたチューターさんの存在が大きかったです。
チューターさんは年齢的にも身近な存在で、自分のモチベーションが低下した時や成績が伸び悩んだ時にはとても親身になって、アドバイスや相談に乗って下さり、合格まで並走して下さったことが助けになりました。

最も良かった点は講義の質の高さです。 全ての講義で、生徒が理解できることが徹底されていました。
特に監査論では講義を視聴しただけで本番ではアドバンテージを取れるほど内容がグビグビ入ってきました。
講義で理解することで、問題集等のアウトプットの時間を短縮し、CPAに移籍してからは比較的短期で合格することができました。

いくつかの予備校を比較したところ、CPAのテキストが最も範囲を網羅できていると感じ、これなら安心と思いCPAに決めました。
たしかに会計士試験は「重要度の低い部分」は学習しない方が良かったりしますが、それでもテキスト自体から削除されてしまうと、不安になってしまいます。
不安材料をなくし、安心して学習できるという点でも、CPAの教材は優秀でした。

Twitterの活用

CPAは他の予備校と異なり、講師全員がtwitterで情報発信をしています。

勉強法など、かなり役立つ情報を発信しているのですが、なんとtwitterでの個別質問も受け付けているのです。

これはCPA公式ページでは公言されていませんが、あくまで講師一人一人の判断で、受講生のために行っているそうです。

口コミでもTwitterで即レスがあり非常に便利で助かるという声もありましたので、個人的には、公認会計士の勉強をスタートするなら、CPA会計学院がランキング1位となります。

特に通信口座を考えてる方にとっては最もおすすめできる予備校になると思います。

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2位 資格の大原

基本的な内容はTACと似ており、講座料金が高いですが、わかりやすく丁寧なクオリティの高い教材や経験豊富な講師、手厚いサポート体制など、大原の教材のみやっていれば十分合格できるレベルになっています。

また、受講生の50%が合格しているという実績もあります。

大原はTACと並び2大予備校になりますが、TACとの違いは大原は良くも悪くも学校っぽいところです。

先生と生徒という感じになっており、雰囲気も学校っぽさがあります。

そのような雰囲気が好きな方はTACより大原が向いてると思います。

このように、多少費用をかけてでも着実に実力をつけて合格に近づきたいとお考えの方には、大原は非常に向いていると言えるでしょう。

通学の授業やクラス・担任制を、Webライブ配信を用いてオンラインで可能とした「オンライン校」など、新たな取り組みも注目されています。

正直、大原とTACはレベル的には同じになりますので校舎の雰囲気などを実際に見学して決めるのが良いでしょう。

大原のメリット・デメリット

①メリット
・経験豊富な講師
・通学したい場合は校舎数が多い
・WEBライブ配信があるので通信でも安心
・クオリティの高い教材
・初心者でもわかりやすい学習方法

②デメリット
・講座金額が高い
・学校のようなので遅刻等していくと通いにくくなってくる
・テキストや模試などの量が多い

合格者の声

「面倒見の良さ」!色々な方に大原の講師は、親身に対応してくれると聞き、自分のペースが乱れるような場合があっても安心できる環境と思います。勉強を進める上で、安心できる材料が揃っています。

大原はオンライン予備校とは異なり、教室に通えるので同じ公認会計士を目指す仲間と切磋琢磨しながら学習できます。自分一人ではモチベーションが維持できず、ついついサボりがちな人でも予備校に通えば高い集中力で学習に打ち込める

大原の公認会計士講座のテキストは数多くの答練が用意されているため、すべての答練をこなす頃には相当な実力が身に付きます。

まとめ

大原は良くも悪くも学校です。先生と生徒というような雰囲気や受験仲間と一緒に頑張るというのがあまり好きではない方は向いていないかもしれませんが、短くも長い受験生活に受験仲間がいるということはモチベーションの維持には非常に大切になってきますので、料金は高くなりますが確実に合格したくて、勉強時間もしっかり取れる方にはおすすめできる予備校になります。

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3位 LEC

LECの最大の特徴は、業界一の低価格の20万円台で受講できる価格の安さです。

公認会計士試験は複数回受験する人も多く、講座の代金が合格するまでにもの凄いかかる可能性があるため、圧倒的な価格の安さは大きなメリットと言えます。

講座は短答式と論文式で分けて提供されているので、まずは短答に特化したカリキュラムで勉強できます。

論文を見据えて勉強することも大切ですが、現実問題として短答式試験に合格しないと先に進めず、途中でモチベーションが切れてしまうためです。

講師陣は、入門期の講師・応用知識を教える専門講師に分かれており、一貫して質の高い指導を受けることができます。

LECは大原やTACに次ぐ知名度がある予備校でありながら、講座料金は他と比較してもかなり安くなっています。

そのため、通うなら安心できる大手予備校に通いたいけど、あまり費用はかけたくないという方におすすめの予備校になります。

ただし、合格者数等を公表しておらず、クレアールと同様に合格者数という実績面では一抹の不安があるので、料金が資金的に許せるのであればCPAや大原のような実績のある予備校がお薦めになります。

LECのメリット・デメリット

①メリット
・20万円台の超低価格で勉強することができる
・とりあえず短答式に集中して勉強できる
・人気の高い講師がいる
・全国に校舎があるので通いやすい
・答練の的中率が高い

②デメリット
・CPAや大原・TACと比較すると合格実績に不安がある
・有名講師がCPAに流出してしまった

合格者の声

価格帯が他校に比べて、手が届きやすかったことが一番の理由です。
他の大手予備校と比較して授業料が大幅に安いのにも関わらず、授業・教材・フォロー体制の質が高く、安心して勉強に専念できました。
また、LECは短答と論文のコースが別で受講できるため、他の専門学校よりも安価で勉強を開始することができます。

私は水道橋校での教室での授業は一度も受けたことはなく、家のパソコンで欠席した授業を視聴するWeb講座を使っていました。Web講座では、同じ授業を繰り返し見ることが出来たのも本当によかったです。

LECの公認会計士の口コミはやはり料金の安さがあったから公認会計士の勉強を開始できたという声が多く、テキストについても他学校と比較してもクオリティが劣っていないと感じたなどの声がありました。

まとめ

LECは低価格で公認会計士の勉強を開始することができます。
合格実績には不安は残りますが、毎年合格者はいるので内容がダメということではなくテキストのクオリティも問題は無さそうです。
そのため、いきなり多くの金額を支払うのは抵抗がある方にはおすすめできる予備校になります。

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4位 クレアール

非常識合格法という独自の勉強方法が有名なクレアール。短時間で合格を目指すため範囲を絞った学習方法を行っており効率的に勉強をすることが可能となっています。

確保できる勉強時間が圧倒的に少ない受験生には、クレールがおすすめとなります。

クレアールは公認会計士講座としては珍しく、通信講座専門となっていることから、忙しい人や近くに通学できる予備校が無い人におすすめできる学校になります。

クレアールの一番の魅力は、通信講座だから実現できる講座価格の安さであり、通常時でも10数万円ほど割引があります42万円で受講することが可能となります。

予備校に申し込む前に、まずは公認会計士について知りたい方は資料請求することで無料で書籍がもらえます。

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今、会計士受験業界で話題の「非常識合格法」で効率的に合格が目指せます。

クレアールのメリット・デメリット

① メリット&特徴
・約42万円という相場価格より安い講座料金。
・独自の非常識合格法に基づく合格に必要な範囲に絞った学習法。
・少ないインプットで合格を目指せる。
・担任制で個別サポート体制が充実。
・1単元30分でスキマ時間に勉強できる。
・学習進度に応じた個別カリキュラム。
・Skypeでの相談も可能。

② デメリット
・テキストが薄く不安になりやすい。
・通学講座がない(自習室利用は可能)
・合格実績が公表されていない

合格者の声

クレアールを選んだ理由は「通信であること」「テキストが分厚すぎないこと」「制度に対する実質的な価格の安さ」の3点が主な理由です。非常識合格法を掲げ、要点のみを絞ったテキストを作成しているクレアールに非常に惹かれました。
実際に合格してみてわかった事ですが、クレアールのカリキュラムでさえ何とかこなすのに手一杯(一部の答練や模試は手を付けられなかったものも有り)でしたので、他校のテキストやカリキュラムであれば確実に消化不良を起こしていたと思います。
そうなると消化不良の中にいわゆるA論点(最重要論点)が混ざっていた場合は本番で失点する可能性が高くなります。
テキストや問題集を一通りこなしたという自信は自分を支えてくれますし、何より薄い冊子は持ち運びの時に助かりました。

他校と比べて受講料が安く、充実したキャッシュバック制度があることに魅力を感じ、このキャッシュバック制度が最短で合格をするというモチベーションの向上、維持につながりました。
クレアールで受けた講義はとても簡潔で重要なところが分かりやすいもので理解できなかった点はほとんどありませんでした。
勉強時間が限られている私は講義を通常は1.5倍速で受講し、難しい論点については1倍速にしたり途中で止めたりといった自分の理解やペースに合わせて講義の速度を調整できる点も非常によかったと感じています。

このように受講料が安いこと、絞った学習のため時間をあまりとれない人でもひと通りを学習ができることや通信専門のため、学習方法に工夫がされていることなどがあげられています。また、キャッシュバック制度があることも良かったという声も多かったです。

まとめ

クレアールはバランスよく提供されている上に、価格が相場よりもだいぶ安いので、コスパの良い公認会計士講座をお探しの方にはおすすめです。

ただし、合格実績等は大手と比べると見劣りしてしまうこと、勉強範囲を絞るため他校生が学習しているところが未学習になるというデメリットもありますので、このような状況と自分の勉強時間とを総合的に勘案した上で受講を検討されることをおすすめします。

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5位 TAC

TACは大原とならぶ大手予備校であり、大原とTACという選択肢で多くの受験生が悩むことになると思います。もちろん、大手で実績がありますのでテキストや講師陣など十分な体制が整っています。

ただし、大手ということもあり講座費用がかなり高いことや、近年では合格者数も大原やCPAといった他の予備校にやや押され気味であることなど心配な点もあります。

1回で合格できない場合は100万円以上は講座費用がかかるので、途中で挫折してしまう人も多いようです。

勉強時間が確保でき、必ず1回で合格するという強い覚悟と意思がある方にとっては良い選択となるでしょう。

そのため、合格するために必要な内容は十分含まれていますので、通学環境や学校の雰囲気、料金面などの要素も考慮の上で講座選びを進めることをおすすめします。

TACのメリット・デメリット

① メリット
・最大手のため信頼感がある。
・有名な講師がいる。
・合格実績も問題無し。
・全国に校舎があり自習室を利用できる。
・受講者数が多く受験仲間を作りやすい。
・合格後の就職サポートあり。

② デメリット
・講座料金が高い。
・テキストの量が多く、答練など勉強時間の確保が必要。

合格者の声

TACのカリキュラムは、無理をしなくても進められる程度に凝縮されています。
私は試験範囲の隅々まで学習をしたくなかったので、TACのカリキュラムのような、無理なくこなすことのできるボリュームは助かりました。
おかげで最後まで学習を続けることができたと思っています。

オンライン質問・相談コーナーでは、自分の住んでいる地域を選ばずに、オンラインで様々な講師に聞くことができたのが良かったです。
また、私が理解できるまで教えてくださり、それ以外での悩みや不安も聞いていただきました。

短答式試験が年1回に変更となり、短答と論文の学習を並行して行わなければいけなくなった時、私はTACの講義・答練日程表に沿って進めていくことで最後まで乗り切ることができました。
今回のような状況でも臨機応変に迅速に対応していただけたのは、長年の実績を誇るTACだからだったと感じています。

このようにTACのカリキュラムをこなしていくことで合格レベルに達することができるという点やサポートもオンラインで講師に聞くことができるといった声や実務家の方が講師になっているので実務の話も聞けるという声もありました。その他にはやはりテキストが秀逸であるという声が多いです。

まとめ

TACを5位としましたが2位の実際は2位の大原と同レベルとなります。ただし、近年の合格実績などで大原が優れていたことで大原を2位とし、同じ感じのカリキュラムであるTACを5位としました。同じ内容であればどちらかを選択することになるためです。

そのため、5位としましたが内容的には大原と同じになるので大原よりTACの方が雰囲気など好みであればTACを選択するのもよいでしょう。

大原との違いとしては大原は学校的なのに対し、TACは予備校といった感じでアットホームさは大原になるかと思いますが、実務家の先生がいるなどTACならではの特徴もありますので、大原とTACの校舎を見学して自分に合いそうな方を選ぶのが良いでしょう。

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TAC公認会計士

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