【経理担当者必見!】ざっくり分かる会計の基本—これだけは押さえておきたい会計知識—

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登場人物

新米経理・ジョンさん:最近経理になったばかりで、会計に不安がある。
先輩経理・ピエールさん:経験豊富な経理のベテランで、面倒見がいい。ユーモアを交えながら指導する。

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目次

シーン1:会社の休憩室で

ジョンさん:「ピエール先輩、いきなりなんですけど…私、会計のこと全然分からなくて…。何から手を付ければいいのかもわからないんです!」

ピエールさん:「ああ、それはよくある悩みだよ!まずは基礎を押さえよう。会計の基本はね、いわゆる『財務三表』ってやつだ。」

ジョンさん:「さんぴょう?三拍子みたいなものですか?」

ピエールさん:「(笑)まあ、リズムは大事かもね。でも違う!『損益計算書』『貸借対照表』『キャッシュフロー計算書』の3つ。この3つを理解すれば、会社の健康状態が分かるんだよ。」

シーン2:財務三表とは?

ジョンさん:「で、その3つって何が違うんですか?」

ピエールさん:「ざっくり言うと、損益計算書(P/L)は、会社が儲かってるかどうかを教えてくれるやつ。『売上−経費=利益』の計算書みたいなもので、この1年間でどれだけ儲かったのかがわかるものなんだよ。」

ジョンさん:「なるほど!お小遣い帳みたいなもんですね。もらったお金と使ったお金を記録する感じですか?」

ピエールさん:「まあ、そんな感じだね。次に貸借対照表(B/S)。これは会社がどれだけ資産を持ってて、どれくらい借金と自分のお金があるかを見せてくれるんだ。会社の財政状況が分かる表だね。」

ジョンさん:「つまり、うちの会社がどれだけの“お宝”を持ってて、“借金”がどれくらいあるか、みたいな?」

ピエールさん:「そうそう!お宝って言うと夢があるけど、まあ現金とか在庫とかも含むから、現実的なお宝ね(笑)。お宝の資産でも流動資産と固定資産にわかれるし、借金の負債についても流動負債と固定負債にわかれるんだよ。じぶんのお金というのは純資産といって出資してくれた金額や会社を作ってからこれまでどれくらい利益が出たかなどがのっているんだよ。最後がキャッシュフロー計算書(C/F)。これは会社の現金の流れを見せてくれる。いくら稼いで、どれだけ使ったか、そして残高がどうなっているかだ。」

ジョンさん:「ふむふむ。これは“お財布の中身チェック”みたいな感じですかね!」

ピエールさん:「ピンポン!その通り。お財布にいくら入っているか確認するのと同じで、会社にどれだけ現金があるか分かるんだ。さらにどうやってお金を稼いで、どこにお金を使ったか1年間のお金の流れがわかるようになっているんだよ」

シーン3:簿記の基礎

ジョンさん:「次は簿記ってやつですよね。借方と貸方っていうのを聞いたことがあるんですけど…?」

ピエールさん:「そう、簿記の基本は『仕訳』っていって、借方と貸方に分けて記録することなんだ。」

ジョンさん:「う~ん、全然わからないかもしれません。」

ピエールさん:「そうだよね!たとえば車を現金で買ったら、現金という資産が減って車という資産が増えるよね。その時に、仕訳では、『車〇〇円 現金〇〇円』というように処理するんだ。これが仕訳といって左と右が一致するように処理するんだよ。左側のことを簿記の用語で借方、右側を貸方というだ。でも、細かいことは覚えなくても大丈夫!」

ジョンさん:「え、難しい…。でもたとえば『現金』という資産は増えたら左側で減ったら右側というように覚えちゃっても大丈夫ですか?」

ピエールさん:「そうだね、それで大体OK!慣れてきたら仕訳もスムーズになるよ。」

シーン4:減価償却の話

ジョンさん:「ところで、減価償却ってよく聞きますけど、何なんでしょう?」

ピエールさん:「減価償却は、会社が使ってるモノの価値が少しずつ減っていくのを経費に計上すること。例えば、会社が100万円のパソコンを買ったら、それを1年で全部経費にしちゃうと大変でしょ?それに100万円のパソコンは何年も使って売上に貢献するよね?」

ジョンさん:「確かに、何年も使います!それにそんなに大きな額を一度に計上しちゃったら利益がすごく少なくなっちゃう」

ピエールさん:「そう。だから毎年少しずつ経費に計上していくのが減価償却なんだ。これには『定額法』と『定率法』があって、定額法は毎年同じ金額を償却、定率法は最初に多めに償却する方法だよ。」

ジョンさん:「じゃあ、新しく買ったパソコンは‘お宝’って思わずに、少しずつ使い倒していくイメージなんですね。」

ピエールさん:「その通り!うまいこと言うね!」

シーン5:会計期間と決算

ジョンさん:「次は、会計期間と決算について教えてください!」

ピエールさん:「うちの会社は4月から翌年の3月までを1会計期間としてるけど、会社によって違うこともあるんだ。決算はその会計期間が終わったときに、会社の成績表を作るみたいなもの。」

ジョンさん:「成績表…。つまり、『この1年でどれだけ頑張ったか』を確認する感じですね!」

ピエールさん:「そうだよ!このときに損益計算書や貸借対照表を作って、税金も計算する。決算は大事な仕事だから、月次決算をしっかりしておくと楽になるよ。」

ジョンさん:「ふむふむ、成績表は毎月の小テストで準備をしておくのがコツってことですね!」

シーン6:節税のポイント

ジョンさん:「最後に、節税について教えてください!会社のお金を守るためにも知りたいです!」

ピエールさん:「いいね、その意気込み!節税の基本は『経費をしっかり計上すること』。例えば、交通費や交際費、消耗品費なんかはちゃんと経費にしておこう。」

ジョンさん:「なるほど。『少額の減価償却資産』とかも聞いたことあります。」

ピエールさん:「お、よく知ってるね!10万円未満の資産は一度に経費にできるから、キャッシュフローの改善にも役立つよ。あと、役員報酬の見直しも大事。報酬を適切に設定することで、会社全体の税負担を抑えられるんだ。」

ジョンさん:「ふむふむ…、しっかり使えるところは使って、会社の利益を守るってことですね!」

ピエールさん:「そういうこと!さすが、理解が早いね!」

まとめ

ジョンさん:「ピエール先輩、今日はありがとうございました!なんとなく、会計の基礎が分かってきた気がします!」

ピエールさん:「こちらこそ!会計って最初は難しそうだけど、基本を押さえれば徐々に楽しくなるよ。今回の知識をベースに、これからどんどん経験を積んでいこう!」

ジョンさん:「はい!まずは仕訳をスムーズにできるように頑張ります!」

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